CANTOMOKOの絵日記
2005年10月8日(土) 温泉ツアー *超長編です・・・すみません 岳
今日から三連休です。今朝は5時に起きました。
5時に起きたのでまだ半分寝ています・・・
”岳さん、まだ眠いよ!今日はどこに行くの?”
”おー、今日から群馬県の豊田さんちに行くぞ!豊田さんちは俺も今回初めてだけど、近くには古くからのいい温泉があるんだってよ”
”えー、わたしは人形だから温泉入れないのに・・・”
”まあ、いいじゃん。豊田さんちの方は景色のいい所もいっぱいあるし、智子も楽しいと思うよ”
という事でお出かけです。
今日は凧さんのクルマに乗って行きます。
土曜日の朝早くなので道路はすいていました
行きに横浜の綱島という所に寄って晴美さんと合流です。
晴美さんは「ぱっと見」外人さんみたいな人ですが、横浜生まれの、岳さんの言う「純国産」な人だそうです。今日わたしは初めて晴美さんに会いました。とっても美人なんですよ。
綱島からは環八経由で関越自動車道に入りました。環八っていつも混んでますね。
関越道練馬の料金所です
今日は凧さんが運転、わたしは助手席でナビゲーターです(ふりですが)。
ナビゲーターってまっすぐ前を見て、通行券をずっと持ってればいいのかな?
関越道は順調です。岳さんが豊田さんに電話をしました。11時頃には着けそうです。
ちょうど11時に月夜野IC到着です。インターの近くで豊田さんと合流。
クルマ2台で豊田さんのお宅に向かいました。
少し走って、豊田家に到着です。
すごく大きい家ですね。あんまり立派で、岳さんたちもびっくりしていました
豊田家のアップです。ほんとに大きいおうちですね
お庭で写真を撮ってもらいました。
自然がいっぱいでいい所ですね。わたしの後ろの屋根と柱だけの建物は元トイレだったのを改造して、今は薪(まき)置き場になってるんです。豊田家には囲炉裏(いろり)があるんですよ。
岳さんと凧さんは古い農家の作りの、このおうちに感激してます。
玄関です。中は少し暗いのですが、神棚やいろいろな古い物があって、いい雰囲気です。
岳さん写真へたで、ブレちゃってますが・・・
豊田家は昔、お蚕さん(おかいこさん)を飼っていたそうで、家の中は3階まであります。
後でおうちの中で写真を撮らせてもらえたらいいな。
岳さん、凧さん、晴美さんが荷物をおうちの中に入れ終わって、豊田さんの入れてくれたお茶を飲んでいたら町上さんが来ました。町上さんは豊田さんの小学校の同級生なんだそうです。
向かって左から、豊田さんの叔父様の月郎さん、町上さん、わたし、岳さん、
晴美さん、豊田さん・・・凧さんは写真を撮ってるので写っていません
みんなで楽しくお話した後、ちょっとお仕事です。岳さんと凧さんは、今日の晩御飯に使う竹串(たけぐし)を作ります。今夜はみんなで囲炉裏を囲んでお食事をするそうです。
豊田家の庭の竹を切って・・・
お庭が広いので竹やぶがあります
岳さんが適当な長さに切って・・・
いい竹ですね
鉈(なた)で割ります・・・
お正月のたこあげを思い出しますね
こちらはお酒をお燗(かん)する用です。
お酒を入れて囲炉裏に立ててお燗するそうです
”岳さん、完成した竹串の写真は無いの?”
”いけねー、写真撮るの忘れた・・”
”・・・”
この後は豊田さん、晴美さん、岳さん、凧さんと近所の温泉に行きました。
川古(かわふる)温泉というとっても静かな温泉です。
わたしは温泉には入れないのでクルマで待っていました。
いつものように岳さんが撮ってきた写真を見てみましょう。
温泉旅館の玄関です。こちらの温泉に入ります。
豊田さんと、晴美さんです
こちらの温泉は石膏泉という温泉で、お湯の温度が36度なので岳さんと凧さんは一度入ったら寒くてなかなか出れなかったそうです。
岳さん、ご機嫌ですね
この後は豊田家の近所のスーパーでお酒を買って帰りました。みんなで囲炉裏パーティーの準備をしました。
わたしは見てるだけですが、岳さんは”智子は火の番な!”と言っています。
凧さんが火をつけてくれた炉端(ろばた)で大黒柱を背にして火の番です。
ちょっと寒かったので、岳さんがひざにバスタオルを掛けてくれました
囲炉裏は薪を燃やすので煙がすごいです。
凧さん、燃やし過ぎじゃないの?煙いよ!
岳さんたちが準備をしていたら、町上さんが奥さんの絵瑠子さんと一緒に来ました。
鮎(あゆ)や野菜、きのこなんかを竹串に刺して囲炉裏で焼きます。みんなでお酒を飲みながら盛り上がりました。わたしは煙が苦手なので先に寝ちゃいました。この後は岳さんが撮った写真です。
炉端で鮎の塩焼き・・・贅沢ですね
こちらは町上さんが持って来てくれた「尾瀬豆腐」というお店のざる豆腐です。
こちらもおいしくて大好評でした
串焼きの様子です。囲炉裏って本当に便利ですね。家の中でたき火ができちゃうんですから。
でも最近ではこの辺りでも囲炉裏があるお家はほとんど無くなってきたそうです。
おいしそうですね。わたしもちょっと食べてみたかったな
2005年10月9日(日)夕べは岳さんたちは夜遅くまでお酒を飲んで盛り上がっていたようです。
今日はちょっと朝寝坊して、遅い朝食です。
”岳さん、今日はどこに行くの?”
”豊田さんが迦葉山 (かしょうざん)という所へ案内してくれるって。天狗で有名なんだってよ”
みんなで凧さんのクルマに乗って出かけました。結構細い山道を登って行くと迦葉山に到着です。あちこちに天狗さんがいます。
わたしも記念写真を撮ってもらいました。
お寺なんですが、神社みたいな感じもするし・・・
とっても大きい天狗さんのお面がありました。
わたしの身長より大きいです
本殿の中の様子です。天狗のお面がいっぱいあります。
こちらのお面を一年間お借りする事もできるそうです
迦葉山 の詳細は下記です。
http://www.city.numata.gunma.jp/introduction/kasho.html
この後はみんなでまた温泉に行きました。わたしは相変わらずクルマで待機でしたけど。
今日は諏訪の湯という温泉です。なんか銭湯みたいな感じの小さな建物ですが、一回入浴のみなら¥300は安いですよね。
豊田さんに撮ってもらいました。晴美さんと凧さん、岳さん、
本当は今日わたしたちは帰る予定だったんですが、岳さんたちが豊田さんの家が気に入っちゃって、もう一泊させてもらう事になりました。晴美さんは明日どうしても抜けられない用事があるという事で、近くの駅から新幹線で帰りました。
晴美さん、綱島まで送って行けなくてごめんなさい・・・岳&凧
夜はまた囲炉裏で薪を燃やして、お酒を飲んでくつろぎました。
豊田さんは昨日の夜寝たのが遅かったので、今夜は早く寝ちゃいました。
岳さんと凧さんが囲炉裏端で話をしながらわたしの絵日記を更新しています。
囲炉裏端でパソコンなんて、風流でいいですね
2005年10月10日(月)今日は午前中は豊田さんのおうちの中と周りで写真を撮らせてもらえる事になりました。岳さんと、凧さんは、はしゃいじゃって喜んでます。
まずは二階に上がる階段です。
急な階段ですね。でも今は手すりが付いてます。
二階です。大黒柱が真中にあります。
暗いので、うまく写真撮れませんね・・・
三階です。ここまで来ると結構狭くて、岳さんはわたしを運ぶのが大変だったみたいです。
おうちの梁(はり)の様子がよくわかります。すごくしっかり出来てるんですね
三階の窓を開けて外を見ました。とってもいい景色です。わたしが小さく見えますね。どこに写っているかわかります?
こうやって見ると本当に大きい家なんですね
三階建てなんですけど、本当はまだ上の階があります。そこは狭くてわたしは行けませんでした。岳さんと凧さんがはしごを登って行きました。
昔はこの部屋は何に使ったんでしょう?
今度は外に出ました。豊田家は土蔵(どぞう)があるんです。お蔵です。
わたしもそばに行ってみました。
このお蔵は300年位前からあるみたいです。すごいですね
ちょっと扉を開けて中を見ました。お蔵には電気が無いので中は真っ暗です。
”岳さん、怖いよ!”
”まあ、最初はな。すぐに目が慣れてくるから大丈夫だよ”
怖かったんですが、ちょっと入ってみました。ここには昔、大事な物をしまっておいたそうです。
ここの二階には江戸時代とかのお雛様とかもしまってあるそうです。
わたしも今から江戸時代のお雛様達と一緒に、これからずっとここで過ごします。
ここならたぶんあと300年位生きられそうです。わたしは時間軸が無いので、100年先でも、次にかわいがってくれる人が現れるまで「すぐ」なんです。
”CANTOMOKOの部屋”を応援してくれた皆さん、ありがとうございました・・・・
”岳さん!変な事書かないでよ!”
”すいません、もちろん冗談です”
ここにはお味噌を作る道具とか、お蚕さん関連の道具がいっぱいです
午後はお庭の梅の木の選定を岳さんと凧さんが豊田さんに教えてもらいながらやりました。
”岳さん、梅の木の写真は?”
”撮るの忘れた・・・”
”・・・”
切り落とした梅の木の枝を片付けるのに岳さんたちは一輪車を使っていました。岳さんと、凧さんは一輪車のことを「ねこ」って言っていました。何で「ねこ」なんでしょう?岳さんもわからないそうです。
面白い名前なので、ちょっとわたしも乗ってみました。
今度のお出かけは、これで行けば岳さん楽かな・・・
それを見ていた凧さんが
”俺も乗ってみたい!”と言って無理やり乗っちゃいました。でも、凧さん重量オーバーじゃないの?
凧さん、ご機嫌です。でも岳さんが・・・
”何で、おめーが乗るの?重すぎ!”
と言って、ひっくり返しちゃいました。
凧さんは、岳さんにひっくり返されるのを予測していたようです
この後は、みんなでお茶を飲んでから、帰るしたくです。帰りのルートは岳さんの思い付きで、
”関越で帰ると渋滞がすげーし、そうだ!この前見た映画の撮影場所を通って・・・そうだ、そのまま中央高速まで行って、河口湖ルートで帰るべー”
という事になりました。
豊田さんと月郎さんに見送られて出発しました。
豊田さん、月郎さん、3日間お世話になりました。本当にありがとうございました。智子&岳+凧
わたしがクルマに乗ると雨が降ってきました。帰りはわたしは後ろの席に座りました。岳さんの思い付きルートで帰るには、凧さんのクルマに付いているカーナビでは古すぎてルートがうまく検索出来ないみたいです。助手席には岳さんが乗って地図を見て、「本当の」ナビゲーターをするそうです。
月夜野ICから関越道に乗り、すぐに渋川・伊香保ICで降りました。ここから榛名湖に向かうそうです。
もう、薄暗くなってきちゃいました。雨も降ってるし・・・
伊香保温泉の辺りです・・・
霧が出てきました。これじゃあ景色がぜんぜん見えないですね
あれ、凧さんが急にクルマを止めました。ここはどこなんでしょう?
なんだか岳さんがこの前見た映画に出てきた場所みたいですね
この後は大変でした。渋滞は無かったんですが、上信越道の信州上田ICまで霧の中を3時間も走って、やっと高速に乗ったのが夜の8時。そこから長野道、中央高速、相模湖JCTから富士五湖道路、御殿場から東名高速・・・結局うちに着いたのは日付が変わる寸前でした。
岳さん、凧さん、お疲れさまでした。
”岳さん、楽しかったね!また今度お出かけしようね”
”いや、凧さんが地図を見てナビ出来るようになるか新型のナビに買い換えるか、智子が免許取るか、岳さんが思い付きで走らなくなるか、・・・までは長距離はちょっとパスかも・・・”
”・・・”