CANTOMOKOの絵日記
2004年10月11日(月) クラクションの怪
今日はおとといからの話です。台風が来て、クルマのクラクションがひとりでに鳴って・・・恐いよ。
10月9日(土)
午後4時です。台風22号がこっちに向かって来てるそうです。
台風情報を見てみましょう。
なんか「観測史上最高」みたいな台風だそうです
岳さんは、夕ご飯の買い物にダイエーにクルマで行きました。外はすごい雨と風です。
岳さん大丈夫かな?
岳さんが帰って来ました。すごいあわてています。
”智子大変だ。クルマのクラクションが鳴らしてないのに勝手に鳴っちまうよ”
”えー、どうしたの?”
”わかんねーよ。ダイエーの駐車場でクルマに乗ってエンジンかけたら、いきなりクラクションが鳴りっぱなしになっちゃったんだよ。ちょうど俺のクルマの前を横切ろうとしたおばさんのクルマが、びっくりして止まっちゃうし。クラクションだからキーを抜いちゃっても止まらねーんだよ”
”それでどーしたの?”
”とにかくハンドルを叩いてたら、止まったんで帰って来た。途中、小学校の前の交差点でもまた鳴り出しちゃって、周りのクルマがみんなよけちゃうんだよ”
”岳さんどうするの?”
”しょうがねーから、バッテリーかヒューズを外しちまうよ”
外の雨と風はだんだん強くなって来ています。岳さんがカッパを用意してたら、外でクラクションが鳴りました。2秒位で止まりました。
”え!今のはうちのクルマだよね?誰も乗ってないんだよね?”
”そーなんだよ。なんかエクソシストとかの恐い話みてーだよ。どうなっちまったんだよ?”
岳さんが外へ出ようとしたらまたです。今度はずっと鳴っています。
向かいの家の奥さんが玄関を開けて出てきました。岳さんは謝っています。謝ってる間も誰も乗っていないクルマのクラクションが鳴っては止まりしています。
しばらくして静かになりました。岳さんがびしょびしょになってうちに入って来ました。
”岳さんどうだったの?”
”雨と風がすごくて今日は修理は無理だから、とりあえずバッテリーのターミナル外してきたよ。
でも一瞬、「バッテリー外しても鳴ったら・・・それこそホラーの世界だよな・・」って考えて恐くなったけど、外したら止まったからほっとした”
”あ、いけねー。絵日記のネタにするから写真撮らなきゃ”
こんな時にまで冗談を考えてるなんて、困った人です。
誰も乗っていないクルマのクラクションが・・・・恐
−(マイナス)側のターミナルを外して・・・止まった
この後は風と雨がどんどん強くなって、でも夜には静かになって台風は行っちゃったみたいです。
10月10日(日)
今日は「台風一過」で青空を期待していたんですが、曇っています。
岳さんと遅い朝食を食べます。
トーストです
今日は岳さんはクルマの修理です。洗濯もしたかったんですが天気が悪いので出来ません。
わたしはあつさんのCDを聞いています。
このCDお気に入りになっちゃいました
岳さんの修理の様子を見てみましょう。
クラクションのスイッチを外しました。
異常なしです
ハンドルを外そうとすると「専用工具」がいるみたいです。でも、
小さいバイスに8mmボルト2本とセンターに自転車のクランク外しを
はさんで外しちゃいました
岳さんはホーン(クラクション)の配線がどこかで噛んでアースに落ちてるのかと思ったそうですが、全く問題無いみたいです。
岳さん、こんなにばらして元に戻るの?
こちらも異常ありません。
ホーン(クラクション)のハーネスは緑に赤と茶のやつです。
この奥になんか変なのがいます。
ホーンのハーネスを後付けで分岐させてます。こいつか?
たどっていくとシートの横から下に入ってます。
この線はどこに行くんでしょう?
岳さんはシートも外しちゃいました。
クルマの「改造」のHPみたいになっちゃいましたね
あ、犯人が見つかりました。リモコンキーのコントローラ-です。
この基板が原因です!水びたしで誤動作してたみたいです
このコントローラーは運転席のシートの下に取り付けてあったんですが、防水処理してないので濡れた傘をクルマに入れた時に水びたしになっちゃったみたいです。
このコントローラーはいたずらとか盗難のためにおかしな事をするとクラクションが鳴る仕掛けが付いてるようです。
”岳さん、これを外してお札を貼るとか、お祓い(おはらい)するとかすればいいんだね”
”違うでしょ!悪霊(あくりょう)が取り付いてるわけじゃないんだから、水分を取ってはんだ周りをきれいにしてやれば直るよ”
わたしの考えは少し違ったようです・・・。
でも、運転席のシートの下に防水処理してないコントローラーをセットするって、これはTOYOTAさんのチョンボですよね。あと、ホーンのハーネスに、どう見ても「後付け」で配線してあるのは何か問題があって、後からホーンが鳴る仕組みを追加したんじゃないんでしょうか。
この後、岳さんはCRC(呉)5−56で基板をきれいに洗って、元通りにクルマを直しました。
「クラクションの怪」は一件落着です。
わたしはうちの中で、お気に入りのロッキングチェア-に座って読書してました。
喜多嶋さんの「猫にもブラッディ・マリー」です
岳さんが戻って来ました。クルマが直ったようです。
”岳さん、あんなにばらばらにして、ちゃんと元に戻ったの?”
”いや、ハンドル外す時、合せマーク付けるの忘れちゃって。しょうがねーから適当に付けといたから、ハンドルまっすぐにしても走ると曲がるかも”
”それで大丈夫なの?”
”まあ、俺の人生みたいでいいじゃん。自分では「まっすぐだ」って言って曲がってっちゃうの”
”・・・・”